無農薬のお米が食べたい。でも自分が美味しいと思ったのがいいので、今日は 「なべちゃん農場」 の渡辺さんに電話した。
以前、ここのお試し住宅に滞在させてもらった時に食べたご飯、かなり美味しかった。米だけでいける。
ここのお米は 「奇跡のリンゴ」 で知られている、木村さんが勧める自然栽培で作られている。
そんなお米、なんとか手に入れることができた。
1. 富山県南砺市福光のなべちゃん農場
ここは、富山県南砺市の福光温泉近く、小院瀬見(こいんぜみ)という地域。
中山間地という立地で、山に近い。日当たりが悪く傾斜地にあたるため、農地では機械を使いにくい。そのため耕作放棄地になりやすい。
このなべちゃん農場も耕作放棄地を使っている。
何がよいかというと、農薬を使っている農地から離れており、また農薬などが入った水もないのでほぼ完全に無農薬なのである。
小院瀬見は水源地となっており、いろんな沢から飲める水が湧き出している。そして、この田んぼにはその水が使われているのだ。
なべちゃん農場へのリンク
2. 自然栽培米とは
無農薬の米はいろいろある。
僕の認識では以下のようになる。
- 無農薬だが、除草剤を使っている
- 無農薬だが、化学肥料を使っている
- 無農薬で化学肥料を使っていない ⇒ 有機農業
- 無農薬で肥料を入れない、農機を使う、耕す⇒ 自然栽培
- 無農薬で肥料を入れない、農機を使わない、耕さない⇒ 自然農
自然栽培と自然農は、持続可能という点で同じだが、農機を使うかどうかだと思う。
いろんなコミュニティーでの定義があるので、あいまいなところだ。
結局、自然栽培米は、「無農薬で肥料を使わず、自然から恵みをもらった米」だ。
なんと安全なこと。うちの娘は米が大好きなのだが、安心してどんどん食べさせることができる。
農薬を微量に長期に渡って慢性的に摂取すると、発達障害やアレルギーといった疾患が発症するというデータもある。
農水省の方針と違うから表に出にくいが、今後わかってくると思う。
とにかく、無農薬無施肥で作られた安全安心なお米のことだ。
なべちゃんは羽咋市の自然栽培の塾?で修行したそうです。
3. なべちゃん農場のお米は、無農薬で一番おいしかったお米
僕たちはこれまで移住検討で多くの地域に行った。
長野県、岐阜県、静岡県、和歌山県、三重県、京都府、鳥取県、岡山県など。
そして、そこらではもちろん無農薬のお米や野菜を食べる。
なるほど、と思いながら普通に美味しいのは、米好きだからそうなんだろう。
でも、その中でこれは美味い、と思ったのがなべちゃん農場の自然栽培米だ。
僕の舌を信用してもらうしかないが、一番美味しいお米だった。
ちなみに、これは加賀市でお会いした無農薬の米を作っている人も言っていた。
うちで作る米よりも、なべちゃん農場の米の方が美味しいと。
4. 「変わらず元気で移住者が増えた」と懐かしい声が聞けました!
電話すると、はじめは真面目な感じの声でしたが、思い出してもらって親しみのある声に変わった。
後継者はまだ居ないみたいだが、
・貸し家にシェアされて住んで居た女性が結婚して相方と一軒家に移り住んだ
と移住者が増えて喜んでおられた。
前から聞いてる人達を含めて、移住者には女性が多く、何か惹きつけるものがあるんだろうか。
もしかしたら、なべちゃんがとても優しくて女性に人気があるのかもしれない。
(更新情報:2020年12月12日 電話で小院瀬見の田んぼを4月から研修生として参加、今後後継者としてやっていく人が2人現れたと聞きました。本当に良かった。)
5. 今日の備忘録のまとめ
富山県南砺市福光温泉近くの小院瀬見にある、なべちゃん農場で作られた
自然栽培米は僕が食べた無農薬米の中で一番美味しかった。
来週にはお米が到着するので楽しみ。
なべちゃんとまた会いたいな。